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寅壱 | Toraichi Concept

渋谷の新たな拠点 ”2G” にて寅壱プロダクツ販売

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11月22日にグランドオープンを果たした渋谷PARCOにて、今まで類を見ないショップがオープンをした。”ギャラリー”、”アート・トイ”、”セレクトショップ”の3つの機能を併せ持つスタジオ「2G(ツー・ジー)」だ。

2Gではギャラリーは南塚 真史 氏が運営するNANZUKAが運営をし、数ヶ月に一度の入れ替えでアーティストの個展を展開。現在はダニエル・アーシャム x 空山基 両名のコラボレーションを展示。

アート・トイでは、メディコムトイ社が運営。今回は世界中にファンを持つ、BE@BRICKを中心に展開。目玉はダニエル・アーシャム x 空山基 コラボグッズだ。

そしてセレクトショップは、もはやファッションの枠にとらわれない活動で、ストリートカルチャーのキュレーターとも言える存在の 小木”POGGY”基史 氏がプロデュース。その小木氏による声がけにより、寅壱のプロダクツが「2G」への参画を実現をしたと言える。

『2G』において、『HYPEBEAST』読者に最も見てほしいものは?

僕が今日穿いてますけど、〈寅壱〉とのコラボは新鮮かもしれないです。アメリカのワークウェアはファションとしてスタンダードになっていますけど、〈寅壱〉って日本を代表するワークウェアなので、ちゃんと紹介したいと思っていました。実は以前にDaniel Arshamが日本に来た時に、「ローカルなホームセンターに行きたい」というので、豊洲の『スーパー・ビバホーム』に連れて行ったんですよ。ワークウェアのコーナーを見に行ったら、「そうだ、こういうパンツ探しているんだけど」と言われて、今度は新宿の定番、『萬年屋』に連れて行ったら、Danielが〈寅壱〉をすごく気に入って。僕も確かにこれは面白いなと思って穿くようになって、〈寅壱〉の本社に行って別注の話をさせてもらいました。シルエットもいじらずに『2G』のロゴを入れさせてもらっただけで、色も定番カラーです。その中でもモード的な感じにも見える色をセレクトしています。実は僕も専門学校生のお金が無い頃、バイトして頑張って買った〈COMME des GARÇONS SHIRT(コム デ ギャルソン・シャツ)〉に、パンツまでブランド物を買うことができずシルエットが面白い〈寅壱〉を穿いて、〈Dr.Martens(ドクターマーチン)〉を合わせていたんです(笑)。そういう懐かしさもあるアイテムです。  

HYPE BEAST jp より引用
https://hypebeast.com/jp/2019/11/2g-shibuya-parco-poggy-interview

2Gで販売されている商品は以下の3点だ。全て寅壱伝統の生地、「2530」が使用されている。

・ニッカズボン

寅壱x2G

今回の出品での注目のアイテムだ。ブラック、サンドベージュ、ブラウンピンク、グレーの4色展開。

寅壱x2G

現在、小木氏だけでなく、ショップスタッフや、ダニエル・アーシャム氏も店舗で着用をしている。太過ぎず、長過ぎず、ルーズシルエットのチノパンの足元をキュッと閉めたニッカズボンの特有のシルエットが新しい。

寅壱x2G

・ドカジャン

寅壱x2G

ストリートラインである”Black on Black”シリーズからの出品。全てブラックで統一された、おなじみのプロダクト。ブラック1色での展開。WTAPS龍が如く7とのコラボは記憶に新しい。

・チャックジャンパー

寅壱x2G

ワーク業界では定番のジャケットを出品。こちらもブラック1色での展開。特にチャックジャンパーは、アレンジ次第でストリートカルチャーウェアに適合するシルエットとなるあたりはかなり新しい。

温故知新でも和洋折衷でもなく、日本に眠る何かしらの感覚を掘り起こす作業とも言える今回のプロジェクト。ここにはワークウェアカルチャーの現在進行形そのものがあるのかもしれない。