ワークウェアカルチャーショップ「Toraichi Archives」を公開
創業以来61年にわたり日本の作業着文化を牽引してきた寅壱が、ワークウェアのストリートアパレル・ラインとしてToraichi Archivesを立ち上げる。
同時にオンラインストアを公開することとなった。
Toraichi Archivesとは?
寅壱が鳶職人のためにデザインをした「鳶装束」のラインと、長期にわたり、工場や事務作業員の「ユニフォーム」として採用されてきたラインの2つと、寅壱が長年職人たちの支持を受けてきた生地ポリエステルと綿の混合であり、制電、防塵機能を備えた伝統的な生地「2530」と、主に関西の職人に愛された100%バックサテン・コットン生地である「4441」を、大きく変更をすることなくストリートのシルエットに落とし込んだ、縦軸 x 横軸の構成からなるストリートアパレル・ライン。
https://www.toraichi-archives.com/about/
オープンと同時に名付けられたラインナップは「The Beginnning」シリーズであり、12月1日以降より販売を開始する。
アイテムは4種類、素材とカラーを含め15品目となる。
そのプロダクトを紹介しよう。
KNICKERBOCKERS 2530 / 4441
ルーツはオランダの作業着ながら、日本の高度成長期に大きく国内で日本人が履く作業着トラウザースとして60年以上にわたり支持されている通称「ニッカズボン」。様々なバリエーションが展開されたが、今までの伝統を重視した「2530」(4色展開)を採用したものと、今まで「ニッカズボン」では採用したことのなかったバリエーションとして、バックサテン・コットン「4441」(2色展開)を採用したものがリリースされる。
DOKA-JUMPER 2530 / 4441
通称「ドカジャン」。近年様々なコラボレーションを経て定着をした感のある寅壱の定番商品の一つ。2年前にリリースされた Black on Black バージョン「2530」(1色展開)のプロダクトを折りネームなどを変更してリファイン。
そして注目すべきは、新たに考案されたバックサテン・コットン「4441」(2色展開)バージョンである。こちらもニッカズボン同様に全くの新規のプロダクトとなり、バックサテンならではの独特な風合いを楽しめる。
TOBI HEAVY SHIRTS 2530 / 4441
通称「トビシャツ」。本来、鳶職人はタイトに着用をし手首のハゼなどを固定させ、タックインさせるのが通例なのだが、オーバーサイズめに着用し、ドロップショルダー風のシルエットを演出することによりコーチジャケットでもなく、ハーフコートでもない独特なアウターとなった。トビシャツも今までの伝統を重視した「2530」(3色展開)を採用したものと、新たに考案されたバックサテン・コットン「4441」(2色展開)バージョンとしてリリース。
FIELD COAT DK 2530
いわゆる「ドカジャン」のハーフコート・バージョン。ドカジャンほどメジャーではないが、同様に数十年前より展開をされていたプロダクト。ここ数年の間では旧車会のメンバーなどに愛用されていたこともあり、ディープなカルチャー界隈では知られていた存在でもあった。今回はストリートウェアとして満を辞しての登場となる。「ドカジャン」のハーフコートと言われる所以もあり、いわゆる作業着的な雰囲気と、アウトドアウェアの中間に位置するようなシルエットであり、生地は伝統に習い「2530」(1色のみ)を使用している。
上記のプロダクトがオープンを飾る「The Beginnning」シリーズである。既に、アパレル市場に出ているものと、新解釈の商品のバランスをとったラインナップとして始まる。
今後は、12月にダニエルアーシャム氏とのコラボレーション・プロダクトと、2021年よりSSより、追加で新プロダクトが引き続きリリースされる予定である。是非、Toraichi Archivesに注目していただきたい。